今日は、「華麗なるジャポニスム展」が開催中の、ボストン美術館にお邪魔しました。
19世紀から20世紀初頭にかけて、西洋では浮世絵をはじめとする日本美術が大流行しました。
日本美術の大胆な構図と色使い、独特の装飾模様は西洋の美意識に変革をもたらし、ジャポニスムという現象が生まれました。
今回は、クロード・モネや、ゴッホ、ルノワールなど、ジャポニスムを代表する画家の作品が約150点展示されています。
浮世絵などの日本美術と、西洋の美術作品が並べて展示されているので、比較がしやすく、共通点はどこだろうと探しながら見るのも面白いですよ♪
一番の見所は、クロード・モネの「ラ・ジャポネーズ」。
モネが、最初の妻カミーユをモデルに描いた大作で、金髪のカツラをかぶり、真っ赤な打掛けをはおり、笑顔で振り向くカミーユの姿は、ハッするほどの美しさです。
また、打掛けには、刀を抜こうとする武者の柄があり、今にも飛び出しそうで迫力満点でした!
この作品は、大規模な修復プロジェクトが行われました。
なんと、1年以上かかったそうですよ!
古いニスやワックスを取り除くなど、細かい手作業で修復された「ラ・ジャポネーズ」を是非見にお越しください(*^^*)
今日は、学芸員の井上さんにお話を伺いました!
ありがとうございました(^-^)
伊藤静香
◆名古屋ボストン美術館
◇「華麗なるジャポニスム展」
◇5/10(日)まで
【月曜休館】
◇中区金山1-1-1