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「 カイジ 『勝つべくして勝つ!』 働き方の話 」

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今週 東海ラジオ ごぶサタデーでご紹介する本は、こちら。
「カイジ 『 勝つべくして勝つ! 』 働き方の話」です。

これは、大人気コミックのギャンブル漫画『カイジ』(福本伸行 著)をもとに、
新進気鋭の若手経済ジャーナリスト 木暮太一さんが 時代を生きぬく術を書いた本の第2弾。(前作は、「カイジ『命より思い』お金の話」)

カイジの絵も ところどころに出てきますが、私はコミックを読んでないので、
いまいちピンとこないのですが(イケメンでもないしね(笑))でも人気の主人公なんだそう…。

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この本は、コミックの中にある 人生の示唆に飛ぶ言葉を 漫画部分と解説部分で
構成されているので、とても読みやすい。経済学などで語られる難しい言葉も出てきますが、
この木暮さんという方は、『難しいことをわかりやすく伝えることに長けている方』だそうで、
この本を読むと納得できます。

本を読んだ感想を一言で言えば、モーレツ社員を思い出しました。
でも それは、目の前にある仕事を 単にこなすだけでなく、もっと 高みを目指す意欲的な姿。
仕事は、苦労や努力をして達成したときには、満足感や達成感があり、
「快楽の『快』」が味わえるのだと。
逆に、自分の出来る範囲内でも苦労もしない「楽」な仕事では、自分は維持しているつもりでも、実は、自分が だんだん落ちていっているのだと。。。


これを 読んで木暮さんが、昭和の高度経済成長期の人かと思ったら、30代後半とのこと。
そう思うと、いつの時代も 働くことに対し 真摯であることは、時代を経ても 同じなのだなと。

最近は ワークライフバランスなどと言われて、一日の中で、
これ以上 越えたら仕事しないと言う人もいますが、この本の中では、
ワークライフバランスは、人生と言うスパンで見るべきで、
人生の中で働かなくてはいけない時期と、プライベートを充実させる時期があると説いています。これも、昔は皆、そう思ってきたことだったなぁ なんて思ったりしました。

昔 不都合だったことが 色々解消されてくるなかで、人間が 「 働く 」と言う行為事態を
見間違えていないかということを いっているのかなとも、思います。

漫画自体が、はっきりした言葉がいっぱい出てくるので、
この本に書かれていることも本当に厳しいようにも思います。
例えば、「世間はお前らの母親ではない(お前らクズの決心をいつまでも待ったりはせん!)」
みたいな。。。

でも きっと一流、つまり「勝つ人」とは、こういうことがわかっていて、
いつの時代も 自分に厳しくしてきたのだろうと 思えてきます。
ま、「楽して働こうと思うな、自分を甘やかすな、ごまかすな」って ことですかね。
やっぱり 汗流して 努力しないとね。。。

今週も この本を 夢屋書店さんから、3名の方に プレゼントします。
ごぶサタデー 土曜日11時30分ごろ~の 「いい本 この本 立ち読み情報」 聞いてくださいね!



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