沖縄地方に台風9号が接近しましたが、那覇空港では今日(10日)午前2時過ぎに最大瞬間風速34mを記録し、朝から欠航便が続出しました。セントレアからの便はJTAの7時台発の便が欠航し、ANAの10時台発の便はセントレアに引き返したうえ欠航になりました。
旅客機の飛行状況をリアルタイムで知ることができる、フライトレーダーを昼過ぎに見ますと、那覇空港のRWY18にアプローチしながらゴーアラウンドし、再度着陸を試みる便や、そのまま引き返す便が混在していました。
写真は那覇空港のRWY18に進入するJALのボーイング777-300です。左端にプッシュバックされているANAのボーイング767-300の機首部分が写っています。穏やかな海上には久米島からの船が那覇港に向けて航行しています。今日の海は大荒れでしょうね。
沖縄が拠点のJTA・日本トランスオーシャン航空は宮古、石垣便は全便欠航ですが、本土便は、朝早く出発する那覇行き便は欠航になりましたが、それ以外は出発の遅れはあったものの、那覇空港に着陸し、出発地に引き返した便は私が見る限りありませんでした。
航空会社にとって引き返しは、とても悪い事態です。出発地に戻った乗客は、他の便に振り替えて再び那覇に向かうか、旅行を取りやめるかを選択しますが、いずれにしても、出発地から那覇を往復した5時間ほどのフライトで航空会社は1円の収入も得ることができません。多額の燃料代と乗員の人件費は航空会社の持ち出しです。と言って、無理に着陸して事故を起こす事態だけは避けなければなりません。
写真は那覇空港のRWY18を離陸するJTAのボーイング737-400ジンベエジェットです。個人的な感想ですが、沖縄の離島を飛び慣れているJTAには腕のいいパイロットが多い気がします。もっとも、副操縦士のハードランディングを1度経験していますが・・・。、