9月14日(土)セントレアで行われていたANAのB777-200のパイロット訓練の様子をご覧いただきましょう。下地島で行われているようなタッチアンドゴーをセントレアでやっていました。使用滑走路は南風用のRWY18で、視界はあまり良くありません。メインギア(片側6輪あります)が接地した直後のショットです。タイヤが接地したポイントに白煙が残っています。
着陸したANAのB777-200は減速せずに、フラップの角度を浅くして加速に入ります。セントレアのスカイデッキからは一部始終が見えるかというと、そうでもありません。最先端に陣取った1人か2人は着陸・離陸の両方を撮れますが、それ以外のポジションでは、どちらかに絞る必要があります。
しばらくは、スカイデッキ先端付近の北側に陣取って着陸機を中心に撮りました。
今度はスカイデッキ先端付近の南側に移動し、タッチアンドゴーの離陸を撮りました。エンジンの排気で後方の海が揺らいでいます。離陸後は脚をたたんで(出したままの種目もありますが…)1,500フィート(約450m)まで上昇し右旋回、滑走路と平行に北に飛行し、さらに右旋回して6~7分で一周して着陸体勢に入ります。下地島の訓練では待たされることは、まず無いのですが、セントレアでは定期便が優先ですので、ときに海上で2周・3周のサークルをしながら上空で待機しています。訓練の効率は必ずしも良くないかもしれませんが、下地島まで行くことを考えればセントレアは近くて便利なのでしょうね。ANAではB777のパイロットは、他の機種からの移行ですので、下地島では訓練を行わないのですが、シミュレーターだけでなく、実機で訓練をしてくれるのは安心ですね。セントレアで訓練が見られることは、嬉しいことです。