ANAのマイルが夏以降、一部失効するので飛べるときに飛ぼうとゴールデンウィーク前の女満別便を予約しました。機材はANAグループで最小のジェット機ボーイング737-500で、出発日の4月18日(土)は、セントレアは南風で使用滑走路はRWY18。反対側のRWY36を使用するだろうと予想して右の窓側を予約しましたが、見込がはずれて離陸時は海しか見えません。しかし、上昇しながら右旋回をすると視界にセントレアの空港島が見えてきました。いやあ左の窓側にしておいて良かったです。
ANAのボーイング737-500の機内です。オールエコノミー126席でカメラバッグが前の座席の下に楽に収まりますので、シートピッチは広い方です。ところが見渡すと空席だらけ!数えてみると乗客数は、ざっと20人しかいません。CAさんに聞きますと平日はもっと少ないときもあるようで、冬の流氷観光と、ゴールデンウィークからの春の観光シーズンとのはざ間で、完全なオフシーズンのようです。帰りは台湾からと思われるグループ客が乗っていて半分ほど席が埋まっていましたが、世界自然遺産「知床」の玄関口と言えども、通年運航を維持するのは大変でなのすね。ジェットで2時間ほどのフライト時間はプロペラ機には辛いでしょうから、まさにMRJにふさわしい路線だと言えますね。待ち遠しいです!
女満別空港の滑走路RWY18にアプローチするANAのB737-500から、右下の網走湖をエンジンを絡めて撮りました。ここの空港は両方向にILS(計器着陸装置)の設備があることを発見しました。女満別空港は1日に新千歳7便、羽田5便、セントレア1便の計13往復が運航される、国内線だけの空港です。先日アシアナ機の着陸失敗事故があった広島空港は羽田だけでも1日17便あり、他に新千歳、仙台、那覇、そして成田に便があります。さらに国際線は北京・上海・台北そして、ソウルに直行便があります。女満別より、広島の方が数段便数が多いのですから、この事故を機会に広島空港も両方向にILSを設置してはどうでしょうか?
女満別空港に到着後、展望デッキに上がってみましたが、一眼レフで撮影できる状況ではなく、すぐにレンタカーを借りて空港の第2駐車場へ向かいました。南側に雪の固まりの奥、画面の左上に、展望エリアがあり、そこから撮影を試みました。ちなみに撮影後はこの車で網走を経由し知床の入り口、斜里町の駅前のホテルへ向かいました。スタッドレスタイヤを履いた4WD車はイザというときに安心感があります。
上の写真の展望エリアで、セントレアから乗ってきたANAのボーイング737-500(ANA WINGSの機材と乗員で運航)が女満別空港のRWY18を離陸滑走するシーンを撮りました。レンズは約560mm相当までアップにしています。後方に白樺の木、その奥の丘陵地に畑が広がっており、一部に緑が見えますが、ところどころに雪も残っています。この日は南風で暖かく、名古屋と同じ服装で撮影できました。
ANAのボーイング737-500がセントレアに向け離陸しました。このヒコーキの機番JA301KはANK(当時のエアーニッポン)が導入し、一時、塗り替えられてAIR DOで運航されましたが、再びANAに戻ってきました。滑走路の向こう側の畑は耕された状態です。4月18日(土)の女満別方面は一時、陽が射した時間帯がありましたが、残念ながらヒコーキには陽が当たりませんでした。