今朝の(1/16)中日新聞にマレーシアのLCCエアアジアX(エックス)が就航から1年足らずで、セントレアから撤退(航空会社の見解は、再開時期未定の一時運休)するという記事が載っていました。搭乗率の低迷が原因のようですが、LCCはその辺の決断が早いですね。マレーシアから日本への観光客をメインに、日本人旅行者の利用も、もくろんでいました。使用機材はエアバスの中型機、A330-300でビジネスとエコノミーの2クラスです。写真は昨年5月、セントレアでクアラルンプールからの到着機を撮影したものです。
同じ機体の離陸シーンです。時刻表のうえでの折り返し時間は1時間15分ですが、撮影した日はやや遅れてクアラルンプールに向け離陸しました。エアアジアXは現在セントレア以外に羽田と関空に同じ機種で乗り入れています。エアアジアXのA330-300はエコノミークラスを一般的な2-4-2の横8列ではなく、3-3-3の横9列に詰め込んでいます。観光バスよりもやや狭い幅のシートが3-3-3で並んでいるイメージでしょうか?7時間ほどのフライトタイムには正直、窮屈だと思います。
赤を基調にしたエアアジアXの機体は晴れたセントレアで特に映えると思いますが、もうすぐ撮り納めになるのですね。この2枚の写真を撮影した日は天気がとても良く、御嶽山が見えていたため、CPLフィルターをレンズに着けて撮影しています。実は昨年のフォトコンテストに入賞した作品も、同じ日に撮影したものです。
エアアジアと言えば昨年末、エアアジア・インドネシアのスラバヤ発シンガポール行きエアバスA320が、カリマンタン島沖の海上に墜落し、これまでに50名の遺体が収容され、フライトレコーダー、ボイスレコーダーが機体の一部とともに回収されました。エアアジアはマレーシアを拠点とするアジア最大級のLCCで、一時ANAなどとの合弁会社エアアジア・ジャパンを立ち上げ2012年8月から就航しましたが、2013年11月で撤退。今度は楽天などと組んで新生エアアジア・ジャパンを立ち上げ、今年6月からの就航を目指しているということですが、今回のエアアジアグループ初の重大事故が何らかの影響を与えるのでしょうか?写真は2013年4月にセントレアで撮影したエアアジア・ジャパンのエアバスA320です。
一方、スカイマークがJAL・ANAとコードシェア(JAL便・ANA便として相手に座席を売ってもらう)を検討するなど、航空業界は目が離せない状況になっていますね。