9月23日、セントレアでは普段見かけないヒコーキが飛んでいました。写真のANAボーイング777-200は定期便には使用されていません。もしや訓練機?最初の離陸はRWY36から3,500m滑走路の半分も使わずに浮き上がりました。水平線が左下がりになってしまいましたが、お許しください。
上の機体がセントレアを一周して、1回目のタッチ&ゴーをしました。滑走路を離れるポイントはかなり先に延びて、長距離国際線並みの位置でした。写真のANAボーイング777-200は機番を確認しますと、200ER型でした。2年前に登録された国内線仕様の新しい機体です。ボーイングから新品の777を手に入れようとすると、200ERか300ERになります。300ERはエンジンが1種類しかなく、国内線用には使いづらいと思います。200ERはエンジンが選べるので従来の200型と同じエンジンを載せて、国内線に使用しているようです。
ヒコーキの向きが上の2枚の写真と変わっていますが、風向きが南寄りに変わり、RWY18にランウェイチェンジされました。ANAのボーイング777-200ERがタッチ&ゴーのために接地しました。前輪はまだ接地しておらず、このあと前輪が接地した後、フラップを離陸用の角度までたたみ、加速して離陸操作をし浮き上がります。着陸と離陸の操作を両方できるタッチ&ゴーはパイロットの訓練の定番です。大型機での訓練と言えば、機種移行のためかと想像しますが実際はどうなのでしょうか?以前、このような実機を使った訓練は沖縄の下地島で行われていたのですが、JALに続いてANAも訓練所を閉鎖してしまいました。セントレアでタッチ&ゴーの訓練が見られるのは嬉しいのですが、年に一度の下地島巡礼に行けないのは寂しいですね。
ところで、10月4日(土)11:00からセントレア4階イベントプラザで航空写真家トークショーが行われます。セントレアフォトコンテストの審査員 伊藤久巳、ルーク・オザワ、チャーリィ古庄の3氏が個性豊かに語ります。この3人が一同に揃ったトークショーは、年に一度、セントレアだけだと思います。ちなみに司会は私が務めさせていただきますので、ぜひいらしてください。午後からは東海ラジオの公開録音もありますよ。