1日遅れましたが、アメリカのエアラインの旅客型ジャンボ機B747-400をご覧いただきましょう。マロウドホテルの部屋から撮ったデルタ航空の出発風景です。セントレアでも見ることができるデルタのB747-400ですが、デルタ航空と合併した旧ノースウェスト航空の機体です。ノースウェスト時代から成田をハブ空港として使っていました。アメリカ本土と日本は1機のヒコーキで往復できるのは西海岸の1部の都市に限られます。そこで、アメリカから成田に着いた機体を、以遠権を使ってアジア各都市に飛ばし、戻ってきた機体が翌日のアメリカ行きの機体になる訳です。無駄のない運用ですね。
午後3時台がアメリカ行きのピークを迎えます。「さくらの山公園」で撮った滑走路RWY16Rに入るデルタ航空のB747-400です。曇っていて視界もよくありませんが、機体の後方に管制塔が見えます。
もう1社、アメリカのメガキャリアで旅客型ジャンボ機を運航しているのはユナイテッド航空です。経営破たんして今は亡き、パンアメリカン航空が太平洋路線をユナイテッドに売却し、以来ユナイテッドも成田をハブ空港に使っています。このB747-400はサンフランシスコ行ですが、あとはホノルル便にB747-400が残っています。しかしユナイテッドはB777やB787が増えていますので、今はB747は少数派になっています。ユナイテッド航空は2010年にコンチネンタル航空と合併し、社名はユナイテッドですが、機体のデザインは当時のコンチネンタルのデザインが採用されています。
翌日は風向きが北寄りになり、朝から昼過ぎまで成田の滑走路はRWY34を使用しました。RWY34Rの着陸機を撮る撮影ポイント「三里塚さくらの丘」で撮ったデルタ航空のB747-400です。後方の建物のうち、右側は航空科学博物館です。最上階は展望室、その一つ下の階は展望レストランです。地上にB747ジャンボ機の頭の部分が展示されているのが分かりますでしょうか?