名城早朝軟式野球リーグは
きょうが第11戦。
ちょうどシーズンの半分を終えます。
ここまで7連勝で首位・桜山ボンボンを0.5ゲーム差で追う我が軍の相手は
真心ファイターズ。
昨年は3試合すべて完敗だった相手に対し、
今季初対戦では
落合英二投手のしびれる投球で1対0、完封勝ち。
きょうも先発は落合選手です。
いつもの集合時間より20分ほど遅れた落合選手でしたが、
何の心配もなく快調な投球を見せてくれました。
しかし、
5回表、相手4番の中越え二塁打から、
次打者の送りバントを一塁手が失策で無死一、三塁の大ピンチ。
一邪飛で一死としたものの、
その後、スクイズバントを決められて先制点を許してしまいました。
ただ、ここで1点で踏みとどまったのが大きかった。
6回裏、先頭の松下選手が安打、続く早川選手が初球で送りバントを決めます。
次打者の内野ゴロで2死三塁、
次打者は私です。
私の次の杉原選手は、リーグを代表する好打者、
相手は絶対に私で終わらせたいところ。
カウントが悪くなる前に勝負してくるだろうと思っていました。
初球、スライダーをファウル。
ちょっと突っ込んでいました。
実は先日、東海ラジオ野球解説者・谷澤健一さんに
私の打撃フォームを見てもらったところ、
「踏み込んだときのスタンスが広すぎ、
それでは軸がブレるから、もっと踏み込みを小さくしてごらん」と
助言をいただいた。
そうだ、思い出した。
2球目、スライダー。
大きく外に外れます。
1ボール1ストライク。
「カウントを悪くしたくない相手は
次は必ずストライクを取りたいはず。
スライダーがあれだけ外れたのだから、
次はストレートだ」。
あらかじめ、バットを少し短く握りました。
3球目、真ん中低めにストレート。
三遊間をライナーで抜けていくレフトへの同点タイムリーヒット。
この1イニングだけとっても、
野球の面白さが詰まっています。
先頭打者が出塁、初球でバントを決めるといういい流れ、
そして内野ゴロで三塁まで進んでいたからこそ
強い打球のレフト前ヒットでも生還できる。
同点、延長戦です。
負けそうだった試合を追いつき、
引き分けかと思った延長8回2死二塁、
吉川選手のこすった飛球が
三塁後方に落ち、サヨナラ勝ちです。
4試合連続コールド勝ちから一転、
延長戦をサヨナラで制しての8連勝。
その瞬間、
ベンチから汗と土で汚れたみんなが飛び出して
吉川選手と抱き合い、頭を叩き、
喜びを共有した朝7時半。
野球は面白い。