月曜日の日替わりナビは本です。
今日は、堤未果さんが書いた『(株)貧困大国アメリカ』をご紹介しました。
巨大な多国籍企業の財力と力により、政治・行政がゆがめられ、
1%の富裕層と99%の貧困層に二極化されつつある
アメリカの惨状を紹介したシリーズの第3弾、完結編です。
私は、初めてこのシリーズを読んだのですが、
アメリカの貧困がここまで進んでいたことにびっくりしました。
もはや、かつてのように豊かで憧れる国ではありません。
また、いまやそのアメリカを動かしているのは、国民でも大統領でもなく、
1%の巨大な多国籍企業であるという事実も衝撃的でした。
自由競争を進めた結果、ごく少数の巨大な企業による
寡占・独占に行きついてしまったなんて、なんという皮肉なんでしょう!
さあ、そして、1番の問題は、日本は今後どうなるのかということです。
今、この多国籍企業による支配の波に、世界中が飲み込まれようとしています。
日本も、このままアメリカと同じ道をたどることになってしまうのでしょうか?
この本の内容に賛否両論はあるかと思いますが、
まずは1度、この本を読んでいただきたい!
そのうえで、ぜひ議論を深めてもらえれば・・・と思います。
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夕焼けちゃんねる その845 『(株)貧困大国アメリカ』
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