羽田空港の国際線ターミナルビル5階にも展望デッキがあります。第2ターミナル同様、午後に順光で写真が撮れるポイントです。目の前のA滑走路は、北寄りの風の場合は着陸専用で運用されています。JALのB777-300が着陸後、滑走路の北側を減速中に東京ゲートブリッジと絡みました。国際線ターミナルビルと東京ゲートブリッジは直線で9kmほど離れていますが、望遠レンズの圧縮効果で、写真では近く感じます。
A滑走路RWY34Lを出て、第1ターミナルビルに近い誘導路を進むJALのB777-300が、管制塔の前を通過しました。羽田空港の管制塔は115.7mあり、日本一高い管制塔です。手前のB777-300は73.9mもありますが管制塔を全て入れると、さすがに小さな存在になってしまいます。タワーの後方のベージュの建物はエクセルホテル東急です。
管制塔と第1ターミナルビルをバックにANAのB787が、A滑走路のすぐ向こう側の誘導路を進みます。上の写真にも写っていますが、滑走路に3本の白い線が見えると思います。これは滑走路の真ん中を意味し、羽田のA滑走路では1,500m地点です。ところでパイロットや管制官にとって、東京タワーと言えば、この管制塔の最上階で行われている、飛行場管制のことを指します。
国際線ターミナルのエプロン南側に駐機しているANAのB787・Inspiration of JAPAN機です。まだ少数派ですが、徐々にその数を増やしています。バックに整備格納庫が見えます。左からJAL、スカイマーク、ANAの順です。スカイマークは昨年、本社と格納庫をこの新整備場地区に移していたのですね。スカイマークのプレートの上に点のように小さく見えるのは、C滑走路に着陸するAIR DOのB737-500です。まだ高度が高いですから、空港の敷地まで遠いようですね。
さて、年内のブログは今日が最後の更新になります。1年間、ご覧いただきありがとうございました。どうぞ、よいお年を!