【谷繁選手兼任監督のコメント】
(伏兵・大引の一発などで負けがついた先発・大野投手について)
それまで大野は凄くバランス良く投げていたし、
強いて言えば、失投を一振りで仕留められたってことですね。
それよりも四球から失った8回の1点が今日の試合では大きかった。
あそこをもう一踏ん張りしてくれればというところでしたね。
(下手投げのヤクルト・山中投手を攻略し損ねたことに関しては)
しっかりバットには捉えているんだけど、
ちょっとタイミングをずらされていて、
野手の正面に飛んだりと捕らえられなかったですね。
(球宴を最下位で折り返すことに関しては)
順位は関係なくて、ドラゴンズはいつも言っていますけど、
1つ1つ(借金を)返していくしかなくて目の前の試合をとにかく勝って
返していくのみです。
各自調整して調子を上げていくことと、しっかり準備をしていくことしか
ないと思います。
(途中加入の新外国人選手については)
まだ実戦でやってませんので、様子を見てね。
8月に入って何とか戦力になってくれればと思います。
【戦評】
勝ち頭・大野、まさかの被弾で痛恨の敗戦。球宴・最下位ターン。
2ヶ月ぶりの3連勝で波に乗るドラゴンズだったが、
この日も勝って最下位脱出で球宴のシナリオは狂い、
勝ち頭の大野でまさかの敗戦。
38勝46敗2分の借金・8での球宴ターンが決まった。
その先発・大野、序盤は一皮剥けた今シーズンらしい安定感あふれる投球で
スワローズ打線を手玉にとる。
ポンポンとストライク先行で追い込んでは抑えこんで行く。
しかし0対0で迎えた7回、走者・1人をおいて大引にまさかの被弾。
甘く入った高めの変化球をレフトスタンド最前列に運ばれる。
8回にも四球から1点を失い都合3失点。
一方の打線も対戦稀な下手投げ投手の山中投手に苦戦。
120km/h超の直球に打者はたびたび詰まった打球を放つに留まった。
終わってみれば3対1でまさかの敗戦。
ドラゴンズの連勝は3でSTOPするとともに、球宴前・最下位が確定した。