【谷繁選手兼任監督のコメント】
久しぶりのサヨナラ勝ちですね!
サヨナラがあるとすれば、藤井がつなぐか、藤井の打球が間を抜いて、
荒木が還ってくるかのどちらかだと思っていた。
ホームランは予想していなかったですね。
12回は、2死から桂がヒットで出てくれたのが、ホームランにつながった。
そして、ワンバウンドをね。僕だったら後逸していたかもしれない球を、
桂がよく止めた。敬遠気味のワンバウンドのボール(逆球)をよく止めた。
超ファインプレーですよ。
引き分けと、1つ勝つのとでは全然違う。
1つ勝って借金が減ったのは大きい。
(5回は)無死2・3塁で、1点取れていればこういう展開にならなかった。
僕が(凡退して)こういう重い試合にしてしまった。
リリーフ陣も、良い仕事をしてくれた。
借金は、これからも1つ1つ返していきたい。
【戦評】
藤井のサヨナラ2ランで決着!今季6度目のサヨナラ勝ち!
両軍とも、再三ランナーを出しながら決定打が出ない、重苦しい展開。
引き分け直前の延長12回、藤井のバットが試合を決めた。
ドラゴンズは、今日の負けがなくなった延長12回裏、
簡単に2死を取られるが、そこから途中出場の桂がヒットで出塁。
続く藤井が、中崎の変化球をすくい上げると、打球はライトスタンドへ。
サヨナラ2ランホームランで、今季6度目のサヨナラ勝ちを収めた。
藤井のサヨナラホームランは、去年8月5日に、地元・豊橋で打って以来、
自身2度目。ちなみに、前回も今回も、広島戦である。
5回には無死2・3塁。延長10回には1死満塁のチャンスを逃し、
流れが相手に傾きそうな場面は多々あったが、リリーフ陣が踏ん張る。
先発・山井が3回に危険球退場となったが、その直後に緊急登板した
岡田をはじめ、リリーフ陣がしっかり投げたのも、勝利につながった。
また、延長12回、ランナーが3塁にいる場面で、捕手の桂が
ワンバウンドのボールをしっかりと止めたプレーもひじょうに大きい。
ドラゴンズはこれで、2カード連続のカード勝ち越し。借金は8に減った。
オールスター休みまで、残り2試合。ぜひ、良い形で締めたいところだ。