今回、松岡ひとみサンがオススメするのは、
ミッドランドスクエアシネマ、ムービックス三好他で公開中!
「 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム 」
ファミリー層に絶大な支持を得ている「ひつじのショーン」、NHK Eテレで放映のテレビシリーズは7分、こちらの初の長編アニメは80分超の大作。ストップアニメーションは多くの人材と忍耐力が必要というのは有名ですが、アカデミー賞など数多くの賞を受賞している「ウォレスとグルミット」で有名なイギリスのアードマンスタジオで時間をかけて撮影されました。
アクションたっぷりのスピーディーな展開、ほろりとさせる感動エピソードなど盛りだくさんの大傑作。
松岡ひとみのおすすめポイント!
その1 「全編台詞なし!!」
なんと、85分間効果音と音楽だけで台詞はありません。
今回のキャラクターは「困った、怒る、嬉しい、笑う」など、感情を伝える方法は目の動きしかないのです。
さらに主演であるショーンが一番難しい、なぜなら彼には感情を表現しやすい眉毛がない。そこで、キャラクターの腕や耳やポーズ、ボディーランゲジーをオーバーにさせることによって体全体で感情を作っています。言葉はなくてもその動作で物語も、キャラクター達の感情も十分に伝わります。
その2 「製作期間約600日!!」
1秒当たり24コマ 90分の長編となると気が遠くなる作業で2年弱。
広いスタジオ内はアチコチにシーン毎のセットがあり牧場、ショーン達のお家、牧場主の家など約20セットのシーンを同時に進行していく。キャラクター毎に粘土でつくったクレイモデルというのが何体もあり動作によって、関節の違うもの、衣装違いのもの、顔は表情別に何パターンもあり人間の手によって動かすので劣化するためそれぞれのパーツも何個も作られているそうです。
映画を見終わったら子ども達からどうやって作っているのか、興味をもたれること間違いなし!
その3「本場のひつじの数え方!!」
早起きな牧場主にちょっとだけ長く眠ってもらうと、仲間達と行ったイタズラは・・・牧場主のまわりを仲間とくるくるまわって、一匹、二匹と数えさせ催眠術のようにして眠らせること。羊数えは万国共通なんだと思ったら「羊が一匹、二匹・・」。この羊数えの発祥はイギリスだそうです!まさにショーンの舞台となるのはイギリスの片田舎の牧場。
本場の羊数えを体験してください。寝ちゃダメですよ!