昨日(7月7日)セントレアで行われた、ボーイング787ドリームライナー初号機ZA001の贈呈式で撮影した写真を今日もご覧いただきましょう。式典開始前の会場の様子です。私の位置からは左側に演壇を入れて787初号機がこの程度入りますが、この構図でレンズは40mmです。
式典会場西側の撮影エリアから24mmで撮ったのがこの写真です。機体全体と、上の写真で演壇の後方に見えるスクリーンがボーイング787ドリームライナー初号機ZA001の機首前方に見えます。
こちらの写真は会場東側の撮影エリアからボーイング787ドリームライナー初号機の機首を105mmで撮りました。前輪のカバーに白いZA001の文字があります。そしてコックピットの窓の下にも、何か文字が書かれているのがお分かりでしょうか?このヒコーキの初飛行とラストフライトを担当した2人のパイロットの名前が書かれています。原版を拡大しますと Capt. Mike Carriker と Capt. Randy Neville と読むことができます。2人の機長の名前は反対側の窓の下にも書かれています。戦闘機などでは普通に見かけますが、旅客機では初めて見ました。航空会社ではなくボーイングの機体だからこそ、なのでしょうね。この2人の機長が、いかに尊敬されているかを表す証だと思います。
セレモニー開始の1時間ほど前、ボーイングLCFドリームリフターがセントレアに着陸しました。ドリームリフターはボーイング787ドリームライナーの主翼や胴体など、日本の重工3社(三菱・川崎・富士)が製造した大型部品を、アメリカの組み立て工場へ運ぶ専用輸送機です。式典の会場に向かって進んできました。
LCFドリームリフターは787初号機ZA001の近くに駐機してくれるか?淡い期待を持ちましたが、左にターンして通常の積込み位置に向かいました。撮影地点に真横を向けたところでシャッターを切りました。
LCFドリームリフターがスポットに到着する寸前です。右の端に787の主翼が見えますが、三菱重工が製造したもので、この後、このドリームリフターに積み込まれます。
ボーイング787ドリームライナー初号機の贈呈セレモニーが始まる少し前には、主翼の積込み作業が始まりました。垂直・水平尾翼を含むLCFの後部胴体を、下から専用の車両で支えてオープンし、搭載用の車両を1台はさみ、そこへ主翼を載せた車両が結合して積み込みます。以前に比べてスピーディーに作業が進んでいます。
ボーイングジャパンのマフェオ社長によりますと、現在、787は月間10機のペースでエアラインに納入されており、これはボーイングの2本通路機(中・大型機)では過去にない量産ペースだということです。