【谷繁選手兼任監督のコメント】
(先発して試合を作るも巨人・亀井の2HRに沈んだ山井投手については)
1本目はカウントをとるカーブ、2本目はカウントを悪くしてのストレート。
打たれることもある中で上手くやっていけば防げたHRでしたね。
自分で工夫してやっているとは思いますが、
スッと気が抜けるわけじゃないですが、カウント球で悪い時がありますね。
それを打たれているんですかね?
(巨人・菅野投手に完封された打線に関しては)
初回もそうですし、4回も5回も。
今日も3度チャンスがあったと思うんですけど、
あと1本が打てなかったってことですね。
若い選手は一つの凡打、一つの空振りなど場面場面であったことを
これからの力にしてくれればいいと思います。
(我慢が続くチーム状況について)
どこに我慢するかじゃないでしょうか。
【戦評】
拙攻竜、完封負けで首位から5.5差へ。
前日、延長12回・4時間超えのゲームを演じたドラゴンズだったが、
この日はゼロ行進。
立ち上がりに苦しんだ巨人・菅野を攻略し損ね、
今季8度目の完封負けを喫した。
ゲームのポイントは初回の攻撃。
2番の友永がプロ初安打となる内野安打で出塁、
4番・ルナ、5番・ナニータも連続四球で出塁し、2死満塁の好機が訪れる。
1本出れば初回から大量得点で菅野のKOとなる場面だったが、
ここでエルナンデスが空振り三振。
絶好の得点機をフイにした。
その後も2度訪れた2死3塁の好機であと1本が出ずとここまでの拙攻を露呈。
巨人・先発の菅野の立ち直りを手伝う形となった。
一方の先発・山井はいつになく力のある直球、
キレのある変化球で巨人打線を翻弄。危なげない投球を展開する。
数少ない失投を逃さなかったのが巨人の亀井。
5回に変化球をライナーでライト最前列へ運ばれると、
7回には直球を大きな放物線でライト中段へ弾き返された。
勝負強さの差が勝負を分け、ドラゴンズが結局、2対0で完封負けとなった。
チームの借金は再び今季ワーストタイの10に。既に1か月、連勝がない。