【谷繁選手兼任監督のコメント】
見ての通りの試合です。
(勝ち越しを許したセカンド・亀澤の判断について)
本来なら、ファーストに投げないといけないプレー。
頭に入っていなかったのか、何とも表現しようがない。
(先発・大野は)無死満塁の場面は何とか踏ん張ったが、
次の回の1点がちょっとね。
(藤井のけん制死は)審判がアウトといえばアウト。
(自身がスタメンマスク)チームの流れを変えたいというのもあった。
試合に出なくても、いろいろと考えてはいるけど。
チームとして、もう少し粘れたらよかったんだが、
今日はうまくいかなかった。
(プロ初登板・野村は)いい顔して投げていたのでは?
(チーム全体として)シーズンの日程が半分終わって、
良いか悪いかと問われれば悪い。前を向いてやっていくしかない。
【戦評】
3試合連続の逆転負けで、単独最下位転落。
守備の一瞬の判断が勝敗を分けた試合だった。
試合はドラゴンズが1点をリードして6回表に入る。
この回、大野が満塁から、畠山に押し出し四球を与えて同点とされると、
その直後、1死満塁から、田中がショートへの弱いライナー性の打球を
放つ。ワンバウンドでエルナンデスが捕球して、セカンドへ転送したあと、
ここで併殺は取れず、結果としてランダウンプレーとなる間に
3塁ランナーがホームイン。これが決勝点となった。
投手が打ち込まれていたわけではないが、セカンド・亀澤の一瞬の判断。
ここがポイントとなったのは間違いない。
打線は序盤、エルナンデスのソロホームランなどが出たが、
全体的にはすながりを欠き、終盤は相手の継投にかわされた。
ドラゴンズは同一カード3連敗となり、借金は今季ワーストの7。
ゲームがなかった広島に抜かれ、単独最下位に転落した。
明日以降、何とか投打のかみ合った戦いをして、食らいついてほしい。