旭川空港のターミナルビル南側に、芝生の小高い丘があり、展望公園になっています。名前は「グリーンポート」で、ご覧のように屋根とベンチがあり滑走路が見渡せます。
空港施設の案内や時刻表も掲示されており、展望デッキと同等に位置づけられているようです。金網に囲まれ、レンズ用の穴からも、ほとんどレンズが振れない展望デッキよりも、こちらの方がはるかに上です。空港敷地の地図の中で、黄色く塗られた部分がグリーンポートですが、ここも空港の敷地の一部なのでしょうね。専用の無料駐車場とトイレがあり、遊歩道では犬の散歩をする方を、ちらほら見かけました。
グリーンポートから北側を見ますとターミナルビルとプッシュバックされるJALのボーイング767-300が見えます。レンズの焦点距離は55mmで、ターミナルビルの奥、中央に低めの管制塔と、画面の右端に気象の急変をキャッチする、ドップラーレーダーが見えます。
望遠ズーム装着したカメラに持ち替えて、上の写真の続きを撮りました。160mm相当でここまで機体が大きくなりますので、グリーンポートが駐機場から、かなり近いことがお分かりいただけるとか思います。
JALの羽田行きボーイング767-300が旭川空港の滑走路RWY16に進入します。グリーンポートの撮影ポイントから、いちばん遠い空港の北端まで行きましたので、約1,800m離れています。レンズは640mm相当で、旭川の市街地にある高層ビルが望めます。機体後方の、ひと際高い建物は旭川グランドホテルです。
滑走距離、約900mで機首上げ操作を行い前輪が浮上したJALのB767-300です。レンズは640mm相当のまま撮影しています。
JALのB767-300が滑走距離1,200mを過ぎたところで完全に浮上しました。胴体前方の上部にWi-Fiのアンテナが見えますので、JAL SKY NEXTの機体です。このヒコーキは機齢16年目のベテランですが、大改修を行ったのですね。レンズの焦点距離は400mm弱に相当します。
撮影地点のグリーンポートにJALのB767-300が近づいてきました。真横に来たときには背景が灰色の雲だけになってしまいましたので、少し手前のカットをご覧いただきます。レンズの焦点距離は約190mmに相当しますが、このポイントは午前中が順光で、滑走路全体を見渡せます。ガラスがないですから管制塔よりも見晴らしがいいかもしれません。レンタカー無しでも行くことができる、お奨めのポイントです。