【谷繁選手兼任監督のコメント】
今日は、和田の2000本安打と、あとは大野。やっぱり大野の完封は大きい。
(監督自ら、和田選手に花束を手渡す)僕も神宮で(2000安打達成の時に)
いただいたんでね。お返しをしようと思いました。
時間がたてばいずれ達成すると、昨日言ったじゃないですか。
彼のヒットはチームにとって必要なヒット。
今日もチームにとってプラスになるヒットでした。
通算打率などを見ても、やっぱりバッティングに技術がありますね。
ああいう打ち方でヒットを量産できる人は、なかなかいない。
(先発・大野について)6回までは球数が多かった。もう少し、
球数を減らしながら投げてほしいが。(大差でリードという)今日のような
展開の試合では、もう少し球数を減らす工夫をしてほしい。
(4番・ルナが満塁ホームラン)4番が打つと、チームは落ちつく。
(これで明日、良い雰囲気で試合ができますね?)
雰囲気だけで勝てるものではないが、いつも言っているように、
しっかり準備をして、勝てるように頑張ります。
【戦評】
ベテラン・和田一浩、通算2000安打達成。大野は無四球完封勝利。
大記録達成あり、完封勝利あり、まさにナイスゲームであった。
6番・指名打者でスタメン出場した和田は、初回、
2死満塁からレフト前へ先制の2点タイムリーを打ち、
記録達成まであと1本とする。続く2回、
ルナの来日3年目で初となる満塁ホームランで4点を追加した直後、
打席が回ってきた和田は、ロッテ先発・植松からレフト線へヒット。
プロ野球史上45人目の通算2000安打を達成した。
試合は2回表までに中日が6点をリードすると、大野が好投。
やや球数は多かったものの、ロッテ打線を4安打に抑え、
さらに5回以降は1人もランナーを出さず、無四球での完封勝利。
大野は今シーズン3度目の完封勝利をマークし、セリーグトップの7勝目。
なお、中日の現役投手のシーズン3完封は、2011年の吉見以来である。
ドラゴンズは交流戦5カード目で、初のカード勝ち越しを決めた。
明日からは、今年の交流戦最後のカードとなる楽天戦。
今日の快勝の勢いを、ぜひつなげてほしい。