【谷繁選手兼任監督のコメント】
(3回で降板の先発・小熊について)初回、2死から四球を出して、
2ストライクからホームラン。前回より、いい球が少なかった。
相手の打線が小熊にタイミングが合っていたので(早めに代えました)。
(2人目・武藤は代わり端に失点)先頭バッターへの四球、
ノーヒットで1点ですからね。
(打線は)いつも打てるわけではないが、いつも打てるよう、
やっていかないと。(初対戦の高木勇人に対して)1まわり目は球筋が
分からなかったが、2まわり目くらいからは対応できていたと思う。
(火曜日から交流戦)切り替えて、しっかり準備して臨みたい。
今年から、どのカードも3連戦となったので、普段と同じようなリズムで
臨めると思います。
【戦評】
今季3度目の同一カード3連敗。借金2で交流戦へ。
ドラゴンズの先発は「先発としての初勝利」の期待がかかる小熊。
初回、2死から四球を出し、続く4番・坂本に先制の2ランホームランを
打たれると、調子が上がらないまま、3回にも失点。
小熊は結局、3回6安打3失点でマウンドを降りた。
4回には2人目・武藤が四球と自らの送球エラーが重なり、さらに1点を
追加されると、試合は4対0のまま終盤へ。
7回、ようやく相手先発の高木勇人から無死満塁のチャンスを作ると、
代打・小笠原の併殺打の間、代わった2人目・戸根から大島がタイムリー。
2点差に迫ったが、反撃はそこまで。
8回以降は、マシソン、澤村の必勝リレーの前に打線が沈黙した。
結果としては、初対戦となる高木勇人を捉えきれなかったのが痛かった。
ドラゴンズは今季3度目、ナゴヤドームでは初の同一カード3連敗。
借金2で交流戦に入ることになった。
ジャイアンツの高木勇人はセリーグトップの6勝目。
三重県出身で、社会人野球時代は名古屋でプレーした高木。
ゆかりのある土地で、確かな存在感を示した。
ドラゴンズはあさって火曜日から、ホークスとの3連戦で交流戦がスタート。
水曜日は、元ドラゴンズ・中田賢一との対戦が予想される。
なお、今年の交流戦は昨年までの24試合から、18試合に減っている。
まずは勝率を5割に戻すとともに、何とか浮上のきっかけを掴みたい。