【谷繁選手兼任監督のコメント】
1対0で逃げ切らないといけない試合でした。
（小熊の交代について）形にこだわったわけではないが、
勝ちにいったということです。
又吉は、1球で先頭打者を出して、自分のリズムじゃなくなってしまった。
（リリーフの配置転換の可能性を問われ）
失敗したらそういうことを言われ、成功したら言われない。
それは、こちらで考えます。小熊は自分のピッチングをしてくれた。
序盤、無死2・3塁の場面で1点取れていればね…。
まだまだ、勝利への執念が足りない選手がいます。
【戦評】
先発・小熊の好投報われず。又吉がつかまり逆転負け。3連敗。
結果としては、8回の継投が裏目に出てしまった試合であった。
ドラゴンズは序盤、ランナーを出しながらなかなか得点できなかったが、
5回にルナの犠牲フライで1点を先制。
今季2度目の先発となった小熊は、7回無失点の好投で、
白星の権利を持って降板する。
しかし8回に登板した2人目・又吉が踏ん張りきれない。
先日の甲子園でサヨナラタイムリーを打たれた新井良太に、
初球をセンター前に弾き返されると、代走・大和が二盗に成功。
1番・西岡がライトオーバーのタイムリー2ベースを打たれ、同点に。
その後、2死を取ったが、マートンに勝ち越しのタイムリーを打たれ、
ここでマウンドを降りる結果となった。
又吉は今季10失点のうち、半分の5失点が阪神戦である。
打線は序盤から再三チャンスを作るが、来日初登板・初先発の
サンティアゴを捉え切れない。
2回には無死2・3塁で無得点に終わるなど、結果として7回まで1得点。
追加点が取れなかったことも、逆転負けの要因の1つかもしれない。
7回1失点のサンティアゴ投手は、来日初勝利をマーク。
小熊の「先発初勝利」はならなかった。ドラゴンズは3連敗で、
開幕3連敗を喫した3月29日以来、今季ワーストタイの借金3。
明日の予告先発は、チームトップの4勝を挙げている大野投手。
何としても、明日こそ連敗を止めて、チームに良い流れを引き寄せたい。