【谷繁選手兼任監督のコメント】
(決勝点を高橋周のエラーで献上したことに関して)
ミスはミスとして、誰にでもあること。
それを反省して練習し、克服していくことが大事ですね。
ボクも何とか止めてやれれば良かったんですけど・・・。
(満塁で登板、押し出し四球を与えた田島に関しては)
あそこで抑えることができれば、田島の価値も上がっていくんですけどね。
(自身はこの日今季初スタメンとなったことに関しては)
スタメンは今日決めました。9連戦のハードな日程中ですし、
若い捕手も経験を積む中で少し間を置いてやる方がいいと思います。
いつもコンディションを整えていますが、
この9連戦でスタメンマスクを被るつもりで準備してきました。
(3000試合出場を達成したことには)
これは全てのチームの選手に言っておきたいんですけど、
監督をやってよく分かるんですが、無駄な試合は1試合もありません。
その試合に必要だからベンチに入る。
ベンチに入る、ゲームに出る、必要とされているからだと思います。
そんな中で3000試合まで来たんだなぁと思います。
【戦評】
谷繁"選手"、通算3000試合出場の偉業達成!!
この日今季初スタメンとなった谷繁"選手"が、
日本プロ野球史上2人目の通算3000試合出場を達成。
歴代1位の野村克也氏にあと17試合とする大記録を樹立した。
そんなメモリアルゲーム、ドラゴンズは勝利で祝福したかったが、
ゲーム終盤で若手が息切れ。ジャイアンツに逃げ切り勝ちを許した。
先発はここまで勝利のないバルデス。
この日も千切っては投げ、千切っては投げの小気味の良い投球。
しかし4回、村田に不用意な1球を左中間スタンドに運ばれ3失点。
チームは劣勢ムードに。
このピンチを一時は救ったのが平田のバット。
6回、ライトスタンドへライナーの3ランHRを放ち、同点とする。
しかし7回裏に高橋周の失策、2番手・田島の押し出し四球で2失点。
ここまでのドラゴンズを支えている若い力に綻びが出て、
巨人に逃げ切りを許した。
今季初のビジター3連戦・カード勝ち越しはお預け。
谷繁"選手の"偉業達成を勝利で祝うことはできなかった。