セントレアに行った4月26日、普段はLCFドリームリフターが駐機しているスペースの近くに、ロシアの貨物航空会社ヴォルガ・ドニエプル航空のアントノフ124ルスランが朝から駐機していました。機首を西南西に、やや斜めに駐機していましたので、午後は胴体に太陽の光が当たりました。機体の手前に照明灯が、かからない場所をスカイデッキを移動して探し、レンズは320mm相当で撮影しています。
アントノフ124の機体後方の奥に、積荷らしき物が横付けされました。アントノフ124は旧ソ連のウクライナで開発された軍民共用の大型貨物輸送機で、軍用タイプの最大貨物搭載重量150トンは、アメリカのロッキードC5ギャラクシーやボーイング747-8Fを上回ります。
アントノフ124の前方にご覧のようにクレーンがアームを伸ばしています。アントノフ124の貨物の搭載は、機首部が上にパカット開く他、多くの軍用輸送機と同様、後部胴体が下に開いて積み込むことができます。アントノフ124は日本でも大型貨物や、救援物資の輸送など、しばしば飛来していますし、セントレアのフォトコンテストでも毎年出品されています。私は実機を見たのも、撮影したのも今回が初めてです。
ヴォルガ・ドニエプル航空のアントノフ124-100型ルスランを、望遠640mm相当のアップで撮りました。このヒコーキは全幅73.3m、全長69.1m、胴体に付いている主脚のタイヤは合計20本、前脚は4本あります。主脚の20本はエアバスA380と同数です。この日、私は14時台にセントレアから撤収しましたが、投稿された写真の情報では翌日に離陸したようです。ドリームリフターとの共演もあったようで、撮れた方は羨ましい限りですね。