Quantcast
Channel: TOKAI RADIO FM92.9MHz/AM1332kHz
Viewing all articles
Browse latest Browse all 24572

知床の滝とANAのスカイマーク支援

$
0
0

私が知床へ行った4月19日(日)は春の観光シーズンに入る前でした。知床峠はまだ通行止めで、開通前の雪の壁の道を歩くイベントが、ちょうどこの日に行われていましたし、知床五湖は翌日の20日から開園するということでした。ここ、オシンコシンの滝は国道沿いにあり、駐車場からすぐに階段がありビュースポットまで行くことができます。バックの暗い樹木の前に白い小さな点々が、いくつか見えるかと思いますが、雪が降っていました。

知床八景のうち今回、行くことができたのは「オシンコシンの滝」1ヶ所だけでした。日本の滝100選に指定されています。

滝の上部をアップで撮ってみました。左側の水量が観光案内の写真より少なく感じます。「オシンコシンの滝」は網走方面から行きますと、ウトロの中心部よりも手前にあり、最もアクセスし易い観光地だと思います。

知床のオホーツク海側の空の玄関口は女満別(めまんべつ)空港ですが、ANAは自社で女満別⇔羽田便を運航していません。ANAが提携しているAIR DOが羽田便を運航し、ANAが座席の一部を買い取りANAの便名をつけてセールスするコードシェア便を設定しています。ANA便で予約購入すればANAのマイルも貯まる仕組みです。
写真は羽田から女満別に到着したAIR DOのボーイング737-700が滑走路RWY18から誘導路に右折するところです。このヒコーキの機番はJA15ANで、全日空が導入した機体です。AIR DOのボーイング737シリーズは全てANAグループが導入し、リースされた機体なのです。AIR DOは1998年に第1便を飛ばしましたが、経営不振に陥り2002年に民事再生法による再生手続きを開始しました。このときにANAが再生スポンサーになり再建を果たしましたが、実質的に傘下に入ったという見方もできます。

ANAの実質的な傘下に入っていながら、AIR DOが羽田の新興航空会社枠を得るのはおかしいと、批判したのがスカイマークでした。そのスカイマークは今年1月に経営破綻し、民事再生法による再生手続きが進められています。今日、ANAグループを束ねるANAホールディングスが、スカイマークの支援に乗り出すことを決めたと報道されました。スカイマークはLCC各社には与えられていない羽田の発着枠を持っており、それがスカイマークを支援する航空会社にとって大きな魅力だと言えます。
世界最大の旅客機エアバスA380の発注という、身の丈を大きく超える経営のつけで、破綻したスカイマーク。今後、ANAの支援を受けながら、どこまで独自性を残せるのでしょうか?写真は羽田のC滑走路RWY34Rを離陸するスカイマークのボーイング737-800です。舞浜のホテル群が後方に写っています。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 24572

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>