【谷繁選手兼任監督のコメント】
(プロ野球タイ記録となる3試合連続サヨナラ勝ちを決めて)
まぁまぁ。それは良かったです。
開幕3連戦で阪神にはやられているんで、
その分こうやって勝っていけばそれは良かったと思います。
(好投の先発・大野投手が8回途中で降板したことについては)
今日は良かったですよ。ただ前の回(7回)からボールに少し疲れが出てましたね。
今シーズン、チームを支えて欲しい投手なので、もう少し頑張って欲しかったです。
今日は何となく重い雰囲気があったんで、
もう少し点を取れていればスッキリとした試合展開になっていたと思います。
今日は勝ったけど、反省すべき点は色々あるんで、
今は良くても反省してやっていきたいです。
【戦評】
今度は平田!ドラゴンズ、プロ野球タイ記録の3連続サヨナラ勝ちで首位堅守。
またもサヨナラ勝ちでの幕切れ。
4月にして5度目は球団最長記録の3試合連続サヨナラ勝ちを平田が決めた。
スカッとした幕切れとは対照的にゲームは静かなスタート。
ドラゴンズの先発・大野、タイガースの先発・岩本がこちらも好対照な投球で、
試合の序盤を演出する。
完封した前回登板ほどの調子とは行かないものの要所で投げきる大野に、
毎回先頭打者の出塁を許しながらしのぎ続ける岩本。
内容だけ見ればドラゴンズが圧勝してもよさそうなゲームの滑り出しだった。
先制点はドラゴンズ。3回、大島の今季初HRで1点をあげる。
しかし安打は出るものの追加点が奪えない展開に
ゲームの雰囲気は次第と重くなっていく。
飲み込まれたのは2試合連続完封を目指して8回のマウンドに上がった大野。
鳥谷のタイムリーで完封はおろか敗戦すらちらつく展開となった。
しかし9回、今年はドラゴンズに魔力を与えるナゴヤドーム。
大島の安打と盗塁で2死2塁の好機を作ると、打席には平田。
ここまで3番を守り続ける元祖サヨナラ男は今季一番の輝き与えた。
鋭い当たりがライナーで右中間を破っていった。
記録尽くめの勝利でチームは2位のベイスターズに1.5差。
ナゴヤドームの魔力がドラゴンズを更に強くする。