【谷繁選手兼任監督のコメント】
今日は不思議な勝ちですね。途中までは「う〜ん」という試合。
(先発・伊藤は)4回までは腕を振って投げていたが、5回は「う〜ん」という投球。
今後につなげてほしい。
中継ぎがみんなゼロで帰ってきた結果、サヨナラ勝ちにつながった。
(8回の同点の場面は)周平か小笠原が迷ったが、あそこは周平が良く打った。
(サヨナラ打の小笠原は)最高の場面を、持っていってくれますね!
(チームは単独首位浮上)まだ9試合。ただ、去年のAクラスのチームには、
何とか向かっていきたい気持ちがあったんでね。
満員のお客さん、最高です。ベンチでも震えるくらいだった。
(明後日から)ミスを反省し、次に向かってやっていきます。
【戦評】
ベテラン・小笠原の一打でサヨナラ勝ち。5年ぶりの6連勝で、首位浮上!
延長12回までもつれた一戦は、ベテラン・小笠原のバットが試合を決めた。
ドラゴンズの負けがなくなった延長12回裏、相手の一岡を攻め、
1死満塁のチャンスを作ると、谷繁監督は「ガッツ」小笠原を代打に起用。
小笠原は見事期待に応え、レフト前へサヨナラヒット。
中日移籍後初のサヨナラヒットで、チームは6連勝を飾った。
試合は、ドラゴンズが序盤に2点を先制しながら、
5回にはミスが重なって逆転を許す展開になったが、
7回には平田のタイムリー内野安打、8回には代打・高橋周平が同点のタイムリー。
終盤に粘りを発揮したドラゴンズが、再び試合の流れを引き戻した。
また、6回以降、相手打線を無得点に抑えたリリーフ陣の好投も光った。
チームは開幕3連敗のあと、地元・ナゴヤドームで6連勝。
開幕から9試合目で、単独首位に浮上した。
ドラゴンズの6連勝は、2010年9月以来、5年ぶりである。
明後日からは、チームが例年苦手とする神宮球場のスワローズ戦。
チームの勢いを保ち、さらに連勝を伸ばしていきたいところである。