名古屋の桜は散り始めていますが、成田の桜はそろそろ見ごろでしょうか?昨年、私は4月第1週の土・日に成田に桜とヒコーキを撮影に行きましたが、今年は天気が悪そうなので断念しました。昨年は4月5日(土)に天候と風向きにに恵まれ、午前中は第1ターミナルの展望デッキ、午後はさくらの山公園、夕方はマロウドホテルの部屋から撮影を楽しめました。その中から今年は見られない英国・ヴァージンアトランティック航空の機体をご覧いただきましょう。エアバスA340-600がスポットを離れるところです。右に旋回するために機体が斜めになり、ようやく100mmのレンズから、はみ出さなくなりました。
平行誘導路に向かうため後ろを向いたヴァージンのエアバスA340-600をアップで切り取ってみました。外側のエンジンはカットされ、バックの桜が大きく、近く写りました。ズームレンズは285mmまでアップにしています。
滑走路RWY34Lに向かって誘導路を南に進むヴァージンのA340-600です。全長75mを超える長い胴体は、ボーイング747-8I(インターコンチネンタル)に抜かれるまで、世界最長の旅客機でした。レンズは150mmまで引いて全体が収まりましたが、桜は遠くなりました。
離陸滑走中のヴァージンアトランティックA340-600は、パイロットがサイドスティックの操縦桿を引いて、前輪がわずかに浮き上がりました。このタイプ-600型は-300型に比べ1.6倍ほど強力なエンジンを積んでおり、ボーイング747-400に迫るパワーを誇ります。長い胴体のスマートな機体ですから、急激な引き起こしは尻もちの原因になり、控えなければなりません。このときのレンズは220mmと撮影データに記録されています。
ヴァージンアトランティックのA340-600がロンドン・ヒースロー空港に向け離陸しました。成田の第1ターミナルからは、どんどん遠く離れますのでレンズは320mmにし、斜め後ろから撮っていますので、機体の長さは、それほど気にならなくなりました。2月1日で成田から(日本路線から)撤退したヴァージン!スマートでオシャレな機体がもう見られないのは寂しいですね。