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3月18日(水)のみみこみ

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今日は、東海市にお住まいの【花よりワイン】さんから頂いた
「なぜ朱肉の色は赤なのかを教えて下さい」という逆みみこみ。

そもそも「朱肉」って言うぐらいだから、
朱色のもんだったんだろうね。
でも、「肉」っていうのも不思議だよね。
なんかの動物の肉で作られとったか…?
だとしたら、ちょっと気味が悪いけどね。


諸説あるようですが、印鑑が使われる前は、
「血判」だったわけです。
任侠映画なんかでよく見る、自分で指を切って血を出して、
その血で押印するのが「血判」です。
ですが、判を押す度に、
指を切っていたのではたまらないということで、
血液に似た色の朱肉を使うようになったのが始まりだと
言われます。
もともと、自分の肉体を切って押していたので
「肉」という字を充てていたという説があります。


その他、肉に似た弾力があるからとか、
肉という漢字に、柔らかいという意味があるからという説もあります。


朱肉の朱の色素は、「辰砂(しんしゃ)」と呼ばれる、
硫化水銀からなる赤い色の鉱物です。
江戸時代から、重要な文書はほとんど朱印が使われますが、
この朱色が、最も色あせが少ないということで長く使われました。
法的効力を持たせるような文書には、
時間の経過とともに消えてしまっては、困るので、
色あせが少ない朱色が長く使われました。


現在では、
他の色でも簡単に劣化はしない物が開発されていますので、
必ずしも朱色である必要はないのですが、
やはり、印鑑は朱色というイメージが強いようです。
ちなみに、銀行内部の書類は黒で押されていることもあります。



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