昨日は下地島空港で訓練をする海上保安庁のダッソー・ファルコン900の飛行中の写真をご覧いただきましたが、今日は訓練に向かう地上のファルコン900の姿をご覧いただきましょう。外周道路のフェンスが低くなっている場所が、RWY17エンドの東と西に1箇所づつあります。東側のポイントから誘導路を北に進む海上保安庁ファルコン900を撮影しました。まず、前方からほぼ正面の姿を狙ってみました。
滑走路RWY17に向かうため、誘導路上をゆっくり左にターンする海上保安庁ファルコン900「ちゅらわし」です。機体の影が下に映っています。10:40の撮影ですが北側から撮っていますので、基本は逆光になります。
海上保安庁のダッソー・ファルコン900の横からのショットです。機体上部には上から太陽光が当たっており、+1/3の露出補正を掛けています。この機体は1989年の登録で今年26年目のベテランです。全長20mほどの機体ですが、洋上飛行で制約がない3発エンジンの高級ビジネスジェット機がベースです。中央エンジンの後方が黒く見えますが、スラストリバーサー(逆噴射装置)を作動させています。推測ですが、3つのエンジンのパワーでは、たとえアイドリング状態でもスピードが出すぎて、それを抑えるために中央の第2エンジンをリバースに入れて調節しているのだと思います。
下地島空港の滑走路RWY17に入った海上保安庁「ちゅらわし」です。この位置にきてようやく順光になりました。JAPAN COAST GUARDの文字が見えます。アメリカですと沿岸警備隊に相当します。以前、名古屋の第4管区海上保安本部の本部長と名刺交換をしましたら、英文の肩書が「Vice Admiral」でした。自衛隊なら海将、外国の海軍ですと中将に相当し、感動したものです。このヒコーキの登録機体番号はJA8570で、民間機として登録されています。警察のヘリコプターと同様ですね。「ちゅらわし」の名が示すように那覇の第11管区海上保安本部、航空基地に所属しています。