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一度使ったコルクが蘇る リコルクプロジェクト

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今日は、名古屋のリコルクプロジェクトを紹介しました。

これは、捨てるにはもったいないワインのコルク栓を集めて、再利用しようというもの。
3年前、名古屋の四間道にあります 「四間道レストラン MATSUURA」 の
オーナーシェフ 松浦仁志さんが発起人
となって、はじまったもの。

現在 130店舗ほどが参加してくださっています。

店舗には、このような回収ボックスを置いて、集めて頂いています。
(お客様で協力したい場合も、参加店舗にお持ちいただければ、集めていただけます)

≪ リコルクプロジェクトの流れ ≫
1 回収 
2 再利用できるコルク と できないコルクに 分別
3 コルク業者に買い取ってもらい、食に関するところに寄付 
  もしくは
  圧縮して、コルクブロックにして、そこから、飲食店で使える家具や小物に製品化

松浦さんは、飲食店で出たものだから、飲食店に返したいとの思いがあるようです。

試作でつくったコルクブロックは、このような感じ。
現在は、料理を一旦おけるようなカウンターとして、利用されていました。
このコルクブロックは、1メートル四方で、厚さが30センチほど。
足をつければすぐにテーブルに出来るものです。

そして、松浦さんのオーダーで このようにワインのコルクの印字をのこして 
粗く粉砕していただく部分も作って、混ぜ込まれています。
こうすることで、ワイン好きには 会話のきっかけにもなります。

コルクは、コルク樫の樹皮を縦に円筒形に打ち抜いて作られています。
この樹皮の幅、5〜6センチでしょうかね〜。
コルクは、ほぼポルトガル産です。

こうして樹皮をはぐことは、森のお手入れにもつながり、
健康的な森を維持していくことにより、
地中海全体で1400万トンという大量のCO2の吸収に役立っているのです。

コルクは、ボンドと水で加工するので、粉砕の仕方とボンドの具合でどれだけでも
やわらかく、どれだけでも堅くできるので、衣服、かばん、かさ、靴、などにもできますし、
コルクの先進国、ポルトガルは、
上海万博のパビリオンの外壁をコルクで作ったりもしていました。
手洗い場の下の器 (陶器ででできている部分)にも コルクが使われたりします。

色も混ぜ込めるので、可能性は無限なのです。

世界でもこのような動きはあり、オールラリアでは、コルクを集めて、像のゲージを買ったり、
アメリカでは、タイルやガーデニング用品、サンダル、イタリアでは衣服や靴のほかに、
断熱材に使われるなど、用途は多彩。

名古屋のリコルクプロジェクトでも、ぜひ、飲食店で使える様々なものに
よみがえることを 楽しみにしたいですね。

◆ご興味ある方は、ぜひ 「リコルクプロジェクト」で 検索してみてくださいね。
 (個人でご興味ある方は、HPに記載のある参加店舗に持っていっていただくか、
 松浦さんのお店まで郵送願います。)

発起人松浦さんのお店は

四間道レストラン MATSUURA 
愛知県名古屋市西区那古野1-36-36
052-720-5631



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