FDAフジドリームエアラインズは3月29日から始まる夏ダイヤから、名古屋・小牧と北九州、出雲を結ぶ路線に就航することを発表しています。北九州には、かつてJ-AIRが小牧を拠点にしていた時代に乗り入れていましたが、搭乗率の低迷で減便・撤退になりました。出雲へはセントレア開港前に、JAC日本エアコミューターがSAAB340で就航していた時期がありました。10年を超える久しぶりの路線復活になると思います。写真は県営名古屋空港で撮影したFDA機が3機揃ったシーンです。緑の機体は4号機のエンブラエル170、黄色は7号機エンブラエル175、そして右奥の赤い機体は1号機エンブラエル170です。
FDAフジドリームエアラインズの6号機、紫のエンブラエル175の離陸シーンです。2,740mの滑走路RWY34を半分も滑走しないうちに浮き上がりました。北九州は開港直後に1往復だけフライトしましたが、海上空港で2,500m滑走路を持ち、展望デッキに足湯(大人100円)があります。現在、北九州空港を拠点とするスターフライヤー10往復と、JAL6往復の羽田便があります。スターフライヤーは1往復を除いて、ANAとの共同運航(コードシェア)便です。FDAの名古屋・小牧便は朝晩2往復が予定されています。空港島内に東横インがオープンしていたのですね。
FDAフジドリームエアラインズの5号機オレンジのエンブラエル175の離陸シーンです。エンブラエル175はブラジル製のリージョナルジェット機で84席あります。出雲空港は「出雲縁結び空港」の愛称が付けられています。就航しているのはJALグループのみで羽田、伊丹、福岡と島根県の離島・隠岐を結んでいます。FDAは名古屋・小牧と3月29日から出雲空港に1往復、乗り入れる予定です。フライトタイムは1時間で、陸路の場合は新幹線・岡山乗り継ぎで名古屋⇔出雲市、約5時間かかりますので、平成の大遷宮を終えた出雲大社の参拝ツアーではヒコーキの方が身体に優しいことは明らかです。24時間ステイでレンタカーで撮影ポイントを巡るのも良さそうですね。
御嶽山の手前を離陸滑走するFDAフジドリームエアラインズの4号機エンブラエル170です。胴体の短いエンブラエル170は76席と、175よりも2列、8席少なくなっています。
さて、FDAに関しては2016年春にも、セントレア乗り入れの意向を固めたとの報道があります。FDAは静岡を拠点とする鈴与グループの会社です。実はセントレアで航空機のグランドハンドリングを担当する中部スカイサポート(CSS)と、カウンター業務などを担当するドリームスカイ名古屋(いずれもセントレアでJALグループと、JALが受託する外国航空会社を担当)は鈴与グループの会社なのです。セントレアからは北海道の釧路・帯広などに、ぜひ就航して欲しいですね。