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Channel: TOKAI RADIO FM92.9MHz/AM1332kHz
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横風に強い航空会社 セントレア

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冬のセントレアは横風が強いときがありますが、運航できるか欠航になるかは航空会社や機種によって異なります。国内の航空会社で比較的横風に強いのがANAだと思います。写真は1月1日9:47(カメラの内蔵時計)ANAのボーイング767-300が新千歳から着陸し、滑走路中央から、誘導路に出るところです。エンジンの逆噴射と、主翼のスポイラーの減速モードは解除されていません。

続いて9:54 ANAのボーイング737-800が離陸しました。「心をひとつに、がんばろう ニッポン」の文字が日の丸とともにANAのロゴの後方に書かれています。離陸のポジションが国際線と同様の位置ですが、これは3,500m滑走路の2,800m地点から、離陸滑走を開始したためです。

さらに9:59ANAのボーイング737-800が着陸しました。波はさらに高くなり10時を過ぎると、出発を見合わせたり、JALのバンコク行きボーイング787-8のように滑走路手前で待機したり、着陸寸前の横風が制限値を超えていたため、ゴーアラウンド(着陸復航)し、そのまま着陸を諦めたヒコーキもあります。ANAのB767でも待機する時間帯がありました。

そんな中、10:09 35ノット(秒速約17.5m)の強風の中着陸したのがジェットスタージャパンのエアバスA320です。機体の後ろに波しぶきが見えますが、さすがに滑走路までは届かないと思います。ただし、滑走路見学の制限区域ツアーのバスが通る道は、波を被っていると思います。

上のヒコーキと同じ機番のジェットスタージャパンA320が10:56、逆向きの滑走路RWY18から離陸滑走を始めました。機首が風上方向を向くのを防ぐため、風下側にラダーペダルを踏んで、直進をキープしています。セントレアでは一時的にRWY18が使用され、JALのB787-8とANAのB767-300が待機しましたが、結局、RWY18から離着陸できたのは、このジェットスタージャパンの1機だけでした。再び、滑走路はRWY36に戻されましたが、この間に離着陸したヒコーキの中でジェットスタージャパンのA320が、最も横風に強いと言えそうです。ジェットスタージャパンは、鹿児島では桜島の噴火の際に真っ先に欠航になるという話を、関係者から聞いたことがありますが、横風には強かったのですね。



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