プロの航空写真家にとっては、旧塗装の機体の写真は自らの写真集などに使う以外、航空会社のカレンダーや広告写真には使ってもらえず、商品価値が低いようです。この写真はANAのボーイング767-300ERが羽田空港のA滑走路を離陸するシーンですが、ANAのロゴの後ろに Inspiration of JAPN の文字がありません。小さく Air Japan の文字が書かれていますが、これは旧塗装機です。
こちらはセントレアを出発するJAL EXPRESSのボーイング737-800です。鶴丸塗装のごく普通に見かけるマーキングですが、実はJAL EXPRESS は10月からJALに統合されました。10月に乗ったセントレア⇔新千歳の搭乗控えに Operation JAL の文字がありました。
会社が無くなった訳ですから、プロの写真家にとって商品価値ゼロに等しいのでしょうね。以前、エアーニッポンがANAに統合されたときにも、同様の現象がおきました。アマチュアにはあまり関係のない話ですが・・・。