【谷繁選手兼任監督のコメント】
(山井は)今年一番悪かったんじゃないかな。今年の山井なら、
初回に3失点でも修正できていたが、今日は全ての球が良くなかった。
(鈴木翔太は)徐々に投げっぷりが良くなっている。今後は長いイニングもある。
この3連戦、3つ取るつもりで甲子園に来たが、無理だった。
残り2つ、何とか頑張ります。
【戦評】
先発・山井、12勝目ならず。CSが遠のく大敗。
ドラゴンズは先発・山井がまさかの乱調。CS進出が遠のく、痛すぎる黒星を喫した。
ドラゴンズは初回、相手のミスに乗じて2点を先制。
しかし、その裏、山井が立ち上がりにリズムに乗れず、3失点。逆転を許す。
ドラゴンズは2回に、工藤のタイムリーで同点に追いつくが、
山井が立ち直ることができない。2回、3回、4回に1失点ずつ。5回には2失点。
今季自己ワーストの8失点で降板。12勝目はならず、最多勝争いから後退した。
打線は3回以降、相手先発の藤浪を捉え切れないままゲームセット。
藤浪は、高卒1年目の去年に続き、2年連続2ケタ勝利を達成。
これは、1999年・2000年の西武・松坂大輔以来の記録である。
ドラゴンズは3連戦の初戦を落とし、タイガースとは6.5ゲーム差に。
ベイスターズが勝ったため、再び5位に転落した。
CS進出は、さらに厳しい状況に追い込まれた。
明日、相手の先発はセリーグトップタイの12勝を挙げているメッセンジャー。
何とか、好投手を打ち崩し、意地を見せたいところである。