成田空港のA滑走路RWY16Rに着陸寸前のアエロメヒコ航空ボーイング787-8です。ホテルマロウドの部屋から撮影しました。時刻は早朝6時半の少し前で、外は霧が出ていました。メキシコシティからティファナを経由して17時間少々かけて成田に到着しました。成田からメキシコシティへの便は直行便で運航され、時刻表でのフライトタイムは12時間45分です。ニューヨーク便とほぼ同じ時間がかかりますが、ニューヨーク→成田便は各社とも直行便です。その中にはB787-8も飛んでいますから航続距離的には直行できても、おかしくありません。成田へ直行できない原因は実はメキシコシティ国際空港の立地にあるのです。メキシコシティ国際空港は標高が2,230mの高地にあるため空気が薄く、エンジンのパワーが上がらず、十分なスピードが出せないことと、揚力も得られないため、3,900mの長い滑走路を持ってしても、成田への直行便は実現できないということです。メキシコシティ国際空港の標高2,230mは、世界一のヒマラヤ山脈がそびえるネパールの首都カトマンズの国際空港の標高1,338mよりも、はるかに高いのですね。
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