【谷繁選手兼任監督のコメント】
今日は相手が藤浪で、なかなか点が取れないだろうという中で、
うまく試合を運ぶことができた。
6回、7回のピンチの場面で、ゲッツーでうまく切り抜けることができた。
(10勝目を挙げた山井投手について)1年間ローテーションを守っているのは、
彼1人でしょ。それに今日は試合前の円陣で、野手の人たちも、
「今日は山井さんに10勝目をプレゼントしましょう!」と口にしていた。
7回のピンチは、自分が(振り逃げを許した)フォークを止めていれば、
あんなピンチにはならなかったと思うが、山井がよく抑えてくれた。
チームは、最悪な状況は脱したと思うが、
阪神には前回、京セラドームで3つやられている。
2つ勝てたわけだし、明日も全力で勝ちにいきます。
【戦評】
山井大介、プロ13年目で自身初の2ケタ勝利!チームは3連勝。
先発・山井大介が中盤のピンチを切り抜け、自身初の2ケタ勝利を手にした。
ドラゴンズは初回、平田のタイムリーで1点を先制しすると、
5回には、大島のタイムリーでリードを2点に広げる。
しかし6回、山井がマートンと今成に続けてタイムリーを打たれ同点に。
しかし、ここは1死1・3塁の伊藤の打席で、伊藤を三振に取り、
ダブルスチールを仕掛けた3塁ランナーをホームで刺し、ピンチを脱する。
すると6回裏、山井の同級生・森野が勝ち越しの2点タイムリーを打つ。
続く7回には、1死満塁のピンチを招いたが、ここは鳥谷を併殺に打ち取る。
2度の同点、あるいは逆転のピンチを切り抜けた山井。
ドラゴンズはこれで流れを引き寄せると、8回には福原を攻め、
藤井の2点タイムリー2ベースなどで一挙に4点を追加。
7対2で勝って、このカードの勝ち越しを決めた。
プロ13年目の山井は、自身初の2ケタ・10勝目をマーク。
チームは7月下旬に4連勝をマークした時以来の3連勝。
9月に入り、2カード連続の勝ち越しを決めた。
一方、阪神の藤浪はナゴヤドームの中日戦は自身初の黒星を喫した。
8月末には阪神が3連勝したこのカード。明日、中日が勝って借りを返せるか!?