成田で急速に増えてきたのがボーイング777の300ER型です。B777シリーズの中で圧倒的なベストセラーになっています。B747ジャンボ機に迫る収容力と、B747-400を上回る航続距離、そして決めては燃費の良さです。各社とも長距離用機材として成田に乗り入れています。イスタンブールから、約11時間のフライトを終えて、成田に着陸するトルコ航空のB777-300ERです。
ロンドン・ヒースローまで12時間30分のロングフライトに向かうBA・ブリティッシュエアウェイズのB777-300ERです。自国製のロールス・ロイスエンジンにこだわってきたBAは、B747-400(ロールス・ロイスエンジン搭載)で頑張ってきましたが、ついにGEエンジン限定のB777-300ERを投入しました。
ANAの長距離路線用大型機、B777-300ERです。機番はJA733A 300ERの3番機です。導入から8年目の機体で、ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの4クラス250席で運航されています。(月刊エアライン2012年12月号 日本のエアライン・フリートリスト参照。その後変更の可能性もあります。)国内線のB777-300は514席と2倍以上ですから、上級クラスのスペースがいかにゆったりしているか想像がつきますね。
JALのB777-300ER 機番はJA739Jです。旧塗装ですが、まもなく5歳になる新しい機体です。4クラス246席で運行されています。(月刊エアラインのデータに基づきます)JALは新しいスカイスイートの内装に順次更新する計画ですので、そのときは外観も鶴丸塗装になるのでしょうね。日本のB777-300ER、行き先はJALもANAも国際線ではアメリカ・ヨーロッパの主要都市に限られます。もっとも、セントレア⇔成田の国内線でJALの1往復に国際線仕様のB777-300ERが使用されています。クラスJ料金(1,000円)でビジネスクラスのシートに座れます。